研修計画書は通常、米国研修先で作成いただくものになりますが、どのような点を気をつけた方がいいかお話ししたいと思います。
Jビザは米国の文化等米国外に広めること(文化交流)を目的としたビザであることから、 就労ではなく米国でしか学ぶことのできない技術、知識、手法、ノウハウを日本に持ち帰って活かすことがビザ申請の前提になります。
研修計画は、「他国ではなく、なぜアメリカで研修を行う必要があるか」の視点で作成する必要があり、また、米国での研修が真に不可欠なもので、実質的な就労ではないことを明確にすることも大切です。
さてどのような研修計画書(Training Plan)なのか、派遣先の研修内容について一部紹介します。
Field of Training :Engineeringの場合
目的:OJTを通じてアメリカ企業のエンジニアリング業務に関する知識の習得 具体的内容:データ解析プロジェクトに参加、機械の学習技術、システム技術を活用したデータ解析のための実験方法論、技術を習得。日米の解析データ解析プロセスや手順の違いを学ぶ。
どのように知識、スキル、技術を習得するか。
各種IT技術、手法の基本的な知識と実際の使用放っ法について講義形式で指導を受けた後、OJTにより、分析手法のより詳細で包括的かつ体系的な知識、スキルを他社とコラボレーションプロジェクトに参加することで習得できます。
このように、「米国でしか習得できない」内容を具体的に明記することが大事です。
箇条書きではなく、文章で説明すること、また習得するスキルは、時系列に詳細に纏めることを推奨します。
研修プログラムの期間により複数のPhase に分けて作成するといいと思われます。
例えば、研修期間6ヶ月の場合、1~2Phase。 12ヶ月の場合、3~4Phase 。Phaseが多くなれば短期間の研修計画が組まれ、より具体的に詳細に説明することができるでしょう。
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