Jビザを取得するにあたって、J1ビザ保有者は、米国国務省は、アメリカ滞在中に利用できる医療傷害に、必ず加入することを義務付けています。
補償内容については、スポンサー団体と契約をしている保険により異なると思いますが、J1ビザに付帯する医療傷害はどのようなものか説明していきます。
医療傷害保険は以下の補償条件を満たしている必要があります。
1. 事故または1疾病あたり$100,000以上の医療補償(Medical Benefits of at least $1000,000 per accident or illness)
2. $25,000以上の本国への遺体搬送費用補償 (Repatriation of Remains in the amount of $25,000)
3. $50,000以上の医療に伴う搬送費用補償( Expenses associated with the medical evacuation of the exchange visitor to his or her home country in the amount of $50,000)
4. 免責金額は$500以下(一つの事故、治療に対しての上限)。(A deductible not to exceed $500 per accident or illness)
このように最低1000万の治療費用はカバーされていることになります。
企業側から「海外旅行保険や社内の海外保険に加入するのでJビザの保険に加入しなくてもいいですか」と質問を受けることがありますが、残念ながら他の海外保険での代用はできません。
また歯科治療費用は含まれていませんので、渡米前には必ず歯の治療を済ませておくことを推奨します。
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